切り絵作家の蒼山日菜さんの結婚と離婚について取り上げます。
蒼山日菜さんの経歴、人種差別にも切り込みます!
目次
蒼山日菜は結婚してるの?
日本を代表する切り絵作家の蒼山日菜さん。
2010年にはNEWS WEEK「世界が尊敬する100人の日本人」に選出されました。
それ以外にも様々な賞を受賞されています。
そんな蒼山日菜さんのプライベートに迫るにあたり、まずは結婚について触れていきます。
蒼山日菜さんは高校卒業後着物の販売会社に就職しました。
22歳の時に海外旅行で訪れたフランスで旦那様となる男性と出会います。
英語もフランス語も出来なかったので、カフェでミルクティーを注文してもまったく通じず、その様子を見かねて、代わりにオーダーしてくれたのが後の夫となるフランス人でした。
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蒼山日菜さんが日本に帰国しても、文通を続けたというのですから、時代を物語っていますよね。
フランス人男性と結婚し渡仏
そして、 数カ月後には蒼山日菜さんが渡仏して二人は結婚します。
出会いから結婚まで、言葉の壁も超えて一気に進んだ感じです。
旦那様となったフランス人男性は、レストランのシェフをされていたので、スイスやフランスの街を転々としたそうです。
どんな環境にも馴染める人っていますが、蒼山日菜さんもそうだったのでしょう。
環境の変化に強い人って人間関係もうまくいく人だと思います。
24歳で息子を出産
そして蒼山日菜さんは 24歳で息子・龍さんを出産します。
のちのこの息子さんが離婚理由となってしまいます。
それでも、 息子さんは蒼山日菜さんの苦労を知り、明るく温かくお母さんを支えていきます。
蒼山日菜さんも離婚によってたくさんの苦労をされたと思いますが、息子さんを産んでいてよかったと思ったことでしょう。
現在は夫と離婚
情熱的に恋に落ちすぐに結婚した蒼山日菜さんとフランス人男性ですが、結婚してから徐々に相手の本性が見えてきたようです。
幸せな時間は長く続きませんでした。
蒼山日菜さんはずーっと離婚したいと思ってきたのですが、我慢して何年も耐えてきたようです。
その理由としては旦那さんが 仕事に対しての理解をしてくれなかったことや嫉妬心が強い人だったために、とても窮屈な生活を強いられていたことなどがあるようです。
しかし蒼山さんが離婚をしなかったのには自分の幼少期の経験がありました。
一人息子にさみしい思いをさせたくないとの思いから蒼山さんは離婚を踏みとどまり、家事と仕事に追われながらも、辛いという気持ちを子供の前では見せないように努めたのです。
異国の地でシングルマザーになることも抵抗があったでしょうし、何より息子さんのことを思えばお父さんをなくすことに責任を感じたのでしょう。
これは世界共通で離婚を考える女性に当てはまることだと思います。
元夫は息子に嫉妬していた?
蒼山日菜さんの離婚にはある驚愕の事実が隠されていました。
それが、 旦那様が自分の息子に嫉妬していたというのです。
蒼山日菜さんはブログにこんな風に綴っています。
元々息子を全然可愛がることがなく、家庭的ではなかった主人。
息子と口を利いたことは何度あるかなあ。
抱っこは一度きり、必ず息子の学校の休みとはズラして月火休みをとっていました。
どうして息子に嫉妬心を抱くのかよく分からなかったのですが、そこには 文化の違いが関係していたようです。
例えば、フランスなどでは、夫婦がベタベタいつまでもラブラブで、子供そっちのけで夫婦仲を一番に取る傾向があったりします。
よく、幼い子供であっても、一緒に寝ないで子供と親は別の寝室で寝る習慣もあると聞きます。
蒼山日菜さんの旦那様もやはりフランス人でしたから、息子より自分を一番にして欲しいと思ったのでしょうね。
そこはやはり文化の違いが確実にあったのです。
蒼山日菜の経歴まとめ
蒼山日菜さんは2000年から切り絵作家を始められました。
フランスで切り絵に出会い、その美しさに魅了されたのです。
そんな蒼山日菜さんの経歴を簡単にご紹介します。
2002年には東京美術館にて開催された第25回きりえ美術展に出品されました。
その後は京都やフランスで個展を開催。
2005年に世界最古の展示会とされるフランス・パリの「ル・サロン」にて入選を果たします。
2006年から 2年連続で、M.C.A.カンヌ国際展覧会にて金賞受賞。
2007年にはオンフルール展覧会にて総合2位。
そして2008年、スイス・Charmey美術館で開催されているトリエンナール・ペーパーアート・インターナショナル展覧会にてグランプリを受賞しました。
切り絵の美しさ、繊細さを伝えるまさに世界的な切り絵アーティストなんです。
もともと手先が器用だったこともあるでしょうが、ここまで極めるにはやはり蒼山日菜さんにはもともと才能とセンスがあったのだと思います。
蒼山日菜はフランスで人種差別を受けていた
フランス人と結婚し、フランスで生活をしていた蒼山日菜さんは、 離婚という苦難の他にも人種差別を受けていたことを告白しました。
どんな状態だったのでしょうか?
同じ建物に住む住人から、「出て行け」と顔につばを吐きかけられた。
差別されていることを警察に通報しても警察も取り合ってくれず、フランス人だった夫でさえほとんど話しを聞いてもらえず、孤独で完全に 鬱状態だったとのこと。
フランス人はプライドが高いのか、昔は英語は話さないとも言われていました。
日本でも田舎などではよそ者を受け入れることに否定的な考えの人もいるくらいですから、フランスでも地方の方は人種差別があったのだと思います。
今でこそそんな露骨なことはないと思いますが、 人種差別で鬱状態になった蒼山日菜さんを救ってくれたものこそ「切り絵」だったのです。